The Draytones 「Keep Loving Me」

My Rate : ★★★★
かつては、ラフトレードに所属し、ストロークスリバティーンズを発掘した男、サム・エンディコットが立ち上げたレーベル、1965レコーズ。ここから、The View , Ripchordが出てきて、相変わらずいい仕事をしているなぁ、と感心するわけだけど、同じく1965レコーズが送り出すThe Draytonesも中々いい。イギリスを探せばきっと「趣味でガレージとかブリティッシュ・ビートをやってます」みたいなたくさんバンドを見つけられると思うんだけど、そういうバンドには出せない、ある種のいかがわしさ、色気みたいなものがこの曲からは感じ取れる。特にヴォーカルの声。その危ういブレが、60s風サイケガレージを趣味に堕さない緊張感を与えている。サム・エンディコットの選球眼の肝は「Good Melody」と「危険さ」ないし「男の色気」の2点らしいけれど、さすが、お眼鏡にかなったバンドだけのことはある。


そういえば、これの他にも1965レコード絡みのバンドがCD店で展開されてましたね。


フォーエヴァー・オン

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