PJ Harvey 「When Under Either」

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リバティーンズのラストライブと同じ日に、同じ会場で、なぜか謎の「引退宣言」をしたPJ Harvey。その後、数回アコースティックギグをやったのを除けば、目立った活動はせず、あろうことか、「お静かにご退場ください」という名前の、「Live Best」的仕様のDVDもリリース(超カッコイイけど、このDVD)。本当に引退してしまうのか、と思ったら、ようやく活動再開です。

ただし、本格復帰という感じはしない。新作『White Chalk』はギターをあまり使わず、ピアノ主体のアルバムになるそうで、先行シングルのこの曲も、暗いピアノ曲。おそらく、『Is This Desire』みたいなアルバムになるのではなかろうか。個人的に、『Is This Desire』も結構好きだったりするので、別にそれはそれでいいんだが、彼女の「孫」くらいの位置づけになりそうなアーティストたちが活躍するなか、ギターロックのアルバムを作らないというのは、ちょっと寂しいのも事実。