Band Of Horses 「Is There A Ghost」

My Rate : ★★★★
こーきたか!


「Sub PopのMy Morning Jacket激似バンド」と一部で話題だったBand Of Horsesの新曲。冒頭一分くらいは、前作収録曲の「Funeral」と似てはいるものの、ジワジワくる高揚感はなんだろうと思ったら、途中からいきなり、ギターがガンガンはいって、ズドドドーッと疾走し始めます。びっくりした。U2みたいじゃん・笑。


というわけで、「本家」My Morning Jacketよりも、かなりはっきりと「ロック的熱さ」に舵を切ってきたBand Of Horses。うまくすると、本家よりも目立つ位置にくるかも?

MySpace

The Pipettes 「Dance And Boogie」

My Rate : ★★★★1/2
やべー、これはツボにはまった!


ようやく、国内盤発売となるPipettesの日本盤およびUS盤のボーナストラックとなる新曲がDance And Boogieがかなりいい。イントロから80sPOP的なシンセが入るあたり笑えるけど、80sっぽいのに、なんだかんだやっぱりPipettesって感じなところに新境地を感じるし、フックはシングル曲に負けてないでしょう。


60sから80sへ舵切るかたりは、ストロークスやハイブスとも近いかも。相性いいんでしょうか?60sと80sって。

PJ Harvey 「When Under Either」

My Rate : ★★★
リバティーンズのラストライブと同じ日に、同じ会場で、なぜか謎の「引退宣言」をしたPJ Harvey。その後、数回アコースティックギグをやったのを除けば、目立った活動はせず、あろうことか、「お静かにご退場ください」という名前の、「Live Best」的仕様のDVDもリリース(超カッコイイけど、このDVD)。本当に引退してしまうのか、と思ったら、ようやく活動再開です。

ただし、本格復帰という感じはしない。新作『White Chalk』はギターをあまり使わず、ピアノ主体のアルバムになるそうで、先行シングルのこの曲も、暗いピアノ曲。おそらく、『Is This Desire』みたいなアルバムになるのではなかろうか。個人的に、『Is This Desire』も結構好きだったりするので、別にそれはそれでいいんだが、彼女の「孫」くらいの位置づけになりそうなアーティストたちが活躍するなか、ギターロックのアルバムを作らないというのは、ちょっと寂しいのも事実。

Devendra Banhart 「Seahorse」

My Rate : ★★
パンツ一丁で「ボク、お子ちゃまみたいなキブーン、バブー!」とやって一躍、名前が知られる存在となったDevendra Banhartも新作が間近。

が、これもこの曲だけでは、まったく内容が想像できない。前作にもあって、昔からやってた静かなフォークソング。若干、前作より洗練されたプロダクションを除けば、特になにも変わってない。

というか、前作の「濃さ」が好きだと、ちょっと不満がなくはない。


Babyshambles 「Delivery」

My Rate : ★★★
Babyshamblesがセカンドアルバムを出すなんて、一体どれだけの人が予想しただろう?

というわけで、今月末にはまさかの2枚目がでるべビシャンの、最新シングル。正直言ってこの曲から次作を想像するのは難しい。「あー、相変わらずピートっぽい曲だ」っていうそんな感じ。ただ、リバティーンズの迷走・解散〜べビシャン・ファーストまでのピート・ドハーティが持っていた物語性が、「Fuck Forever」をクライマックスとして、もう終わってしまったというのを、この曲のあまりの「平常体温」っぷりは物語っているような気がしてしまう。