Chemical Brothers 『We Are The Night』

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2作連続で煮え切らないアルバムをリリースしてしまったケミカル。あろうことか、ダンス・ミュージックのシーンにもJusticeとかDigitalismとかSimianとか新興アクトも登場した今、ケミカルの煮え切らなさも一塩といった感じだが、不思議なことにこの煮え切らない2作が連続で全英1位である。なぜ?イギリスの音楽マーケットというものはシビアなもので、プライマルとか、マニックスとかアッシュだって、不評なアルバムだとやはり商業的にも落ちるものなのだ。クーラ・シェイカーなんて、もはやリリースされてるのかさえ、怪しい領域だ。(一応、輸入盤のリリースはあったみたいだけど、向こうで売れた形跡はない。どころか、HMV UKで検索しても出てこない)イギリスで今、ケミカルを聴いてるやつって一体誰なんだ?もし、そんなイギリス人が今年のフジロックの大トリで「ケミコー、サイコー!」とかはしゃいでいたら、そんなやつからはパスポートを取り上げてしまえばいいと思う。

We Are the Night

We Are the Night