PJ Harvey 『White Chalk』

Myspace : ★★

嗚呼、これをやるなら、2年前か、どんなに遅くても去年にしてほしかった。
PJ Harveyという人は、なんだかんだで結構ミーハーなところがあって、セカンド・アルバム以降、どの作品にも、その時々の流行が割りと素直に反映されるところがある。彼女自身がいいリスナーなのだろう。前2作は、そのミーハーさが時代ともあっていた(『Stories~』に関しては、本人も意識していないところで先駆けていた感さえあった)が、今作はちょっと流行へのレスポンスが遅かったかな。アルバムを聞けば、彼女の意識がフリーフォークやキャット・パワーあたりのシンガーソングライターに行っているのはよくわかるけれど、もう落とし前がついてしまったシーンに今それへの返答を出しても、ちょっとといったところ。そうこうしているうちにThe Gossipの登場である。PJ、早くもう一度ギターを持つんだ!

White Chalk

White Chalk