Tegan And Sarah 『The Con』

My Rate : ★★★1/2
シングル「Back In Your Head」を聴いて、「なーんか、Death Cab For Cutieの最新作っぽいなー」と思ったら、プロデュースはクリス・ウォラ。(ちなみに、ベースでマット・シャープも参加。AFIのベースもなぜか参加)というわけで、カナダ出身のフォーク・デュオ、ティーガン・アンド・サラは、「それって、一歩間違ったらミッシェル・ブランチでしょ」的なティーン・ガールズ・フォーク・ポップを卒業して、「デス・キャブ風ポップ」に変身しました。(一部、「キラーズ風ポップ」もあり)結構、似合ってます。「EZ(Easy)-Indie」という声も結構あって、ぶっちゃけその通りだけど、まあ、最初から、「ポップだけど、結構地味?」「ぱっと見的には微妙にかわいく見えそうだけど、実はそこまででもなくない?」という微妙な線を「萌え」に転化して、(このアルバムのお披露目ライヴを行った)LAのアメーバ・レコーズをキャパオーバーにさせるくらいになったユニットなので、このスタイルは正解か。若干にニッチくさいアプローチながら、そのニッチがアメリカでは割と大きなマーケットになってるんだなぁと感慨を持ちつつ、素直に萌えたモン勝ちな作品。


ていうか、The Cureロバート・スミスとのコラボ予定のAshlee Simpsonとか、海外進出の大好きな日本の某レコ社所属のY●Iとか、プロデューサーにクリス・ウォラを起用すればいいんだよ。あ、その前にRilo Kileyだ。あんなベタファンクやるくらいなら、絶対こっちだろ。デス・キャブとは仲いいんだろうし。


というわけで、クリス・ウォラにまさかの「オサレと萌えをクロス・オーバーするポップス・プロデューサー」としての道が開けてきました。意外と、発展性のあるアプローチなのかもよ、これって。

Con

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