2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Lily Allen 『Alfie EP』

My Rate : 下記参照 ひきこもりの弟への手荒い激励(説教?)ソングである表題曲をメインにフィーチャーした来日記念6曲入りEP。この手のコレクター・アイテムは作品単位で語るもんでもないので、一曲ずついきます。 1曲目:「Alfie」 「そんなゲームばっか…

Schwab 『Schwab Family System』

My Rate : ★★★ まさか、アルバムが出るなんて… 2年くらい前に一部の輸入シングル取扱店でシングルが展開されていたイースト・ロンドン出身のバンド。イースト・ロンドン出身のバンドだけど「ジョンスペを毒薬がグツグツいってる鍋に入れて煮込んだ」感じのサ…

Arctic Monkeys 『Fluorescent Adolescent』

My Rate : ★★★ 『Favourite Worst Nightmare』からのセカンド・シングル+3曲新曲。表題曲は、オールディーズ・ポップスをアークティック調に仕上げた、中々出来のいい曲で、「ピエロ仮想した強盗集団」PVもいいんだけど、いかんせん、新曲3つがいまいち。…

Feist 『The Reminder』

My Rate : ★★★★ シンプルな音、シンプルな言葉、(いや、ここでは敢えて「ありきたり」と言ってもいいかもしれない)それが、ある人、ある声によって語られる時、そのシンプルさを超えた「意味」を持つ瞬間がある。往々にして、「いい音楽」とはそういうもの…

Smashing Pumpkins 『Zeitgeist』

My Rate : ★★★ 「イーハも、ダーシーもいないのに、何がスマパン再結成だ」――誰もが一度は思う。そして、シングルを聴く。そこで鳴っているあの懐かしのハードなギターを聴き、これがZwanでもビリーのソロでもないことに気付く。しかし、アルバムという形で…

New Young Pony Club 『Fantastic Playroom』

My Rate : ★★★1/2 ニューレイブ系コンピによく登場し、NME誌面にもたびたび登場。というわけで、おそらく世間的にも「ニューレイブバンドのひとつ」という認知であろうNew Young Pony Clubのようやく届いたデビュー・アルバム。地味でB級ながら結構いい出来…

The Go! Team 「Grip Like A Vice」

My Rate : ★★★★1/2 たとえば、ロックを意識したヒップホップっていうのは、結構ある。古くはRun D.M.C.、近年だとN.E.R.D.もアウトキャストもティンバランドもそうだ。逆に、ヒップホップを意識したロックていうのも多い。ビースティー・ボーイズやいい時期…

Review : Go! Team , New Young Pony Club

はまぞうが言うことを聞いてくれないので、ジャケ写は後回しです。

Spoon 「Underdog」

My Rate : ★★★★ 2004年、「アメリカン・ドリーム」という名の幻想から取り残された多くの人々に、「俺達は流れていける。大丈夫」と、破れかぶれに、しかし物悲しく歌ったモデスト・マウスの名曲「Float On」。あの曲は、ある種の諦念と、ささやかな、そして…

Review : Spoon

まあ、店着日だったので、色々出てるわけですけども、下のやつ、アルバム今日発売だよね?なんで出てないんだー!変わりに、Track Reviewで。

Ash 『Twilight Of The Innocents』

My Rate : ★★ まず、何の工夫もないいつもどおりのアッシュぷりに関してはとりあえず不問とする。(器用なアッシュっていうのも気持ち悪いし)で、アシュの曲である以上、ある程度はキャッチーではある。が、そのフックの決定力が落ちてる感が否めない。いく…

Chemical Brothers 『We Are The Night』

My Rate : ★ 2作連続で煮え切らないアルバムをリリースしてしまったケミカル。あろうことか、ダンス・ミュージックのシーンにもJusticeとかDigitalismとかSimianとか新興アクトも登場した今、ケミカルの煮え切らなさも一塩といった感じだが、不思議なことに…

Review : Chemical Brothers , Ash

書かないつもりだったけど、UKのチャートに登場するのは今週だったんだな、と思い返す。ここ2週くらい、馬鹿みたいにCD屋でかかってるので、YOUTUBEのリンクは載せません。

Interpol 『Our Love To Admire』

My Rate : ★★★★ 前2作を聴きなれた耳にも、一聴して地味だと思ったが、しかし、前2作だってやっぱり一聴は地味だったのだ。相変わらず、するめ楽曲を作るのが上手い。そして、やっぱり、彼ららしい音ではあるけれど、アンサンブルは1作目と2作目が全く違った…

The Enemy 『We’ll Live And Die In These Towns』

My Rate : ★★★★1/2 そろそろ、こういう「アリーナ・ロック」なバンドがイギリスにも必要なんだと思う。昨年、キラーズがU2を模してスタジアムロック化の道をひた走ったのと同様に、2000年代のオアシスが必要な時期なのだ。そして、それにあたるのがジ・エネ…

Review : The Enemy , Interpol

今週、火曜店着となる二つのアルバム。すでにNMEで全曲試聴が出来ますが、どちらも中々良かったです。

Dykeenies 「Clean Up Your Eyes」

My Rate : ★★ キラーズというバンドは、かなり絶妙なバランス感覚の上に成り立っているバンドである。例えば、ちょっとでもB級の方向に踏み外してしまえば、The Braveryみたいなジョークとしか思えない演歌ニューウェイヴになってしまうし、一歩王道の方によ…

Rumble Strips 「Motorcycle」

My Rate : ★★★ 代表選手だと思われたラリキン・ラヴが早々に解散してしまっても、元祖だと知らないうちに言われていたミステリー・ジェッツが今のところ鳴かず飛ばずでも、いや、そもそも実態のあるシーンではなく、ただ単にその川の周囲にいるバンドを括っ…

Hadouken! 「Liqued Lives」

My Rate : ★★★ Hadouken!。波動拳である。ストリート・ファイターである。アーケイド・ファイアのバイオリニストのソロ・プロジェクトの名前がファイナル・ファンタジーっていう話も開いた口がふさがらなかったが、こちらも相当だ。 いわゆる「ニューレイブ…

The National 『Boxer』

My Rate : ★★★★1/2 レナード・コーエンの声には、ある種「リデンプション・ソング」的な響きというか、静謐で、しかし包容力のある声でそっと、その空間を満たしてくれるような響きがあると思う。そして、このブルックリンを拠点に活動するインディー・バン…

Review : The National

新譜ものは,今日はさておくとして、上半期ベストから最近リリースされたものを。

Air Traffic 『Fractured Life』

My Rate : ★★ BBC Sound Of 2007にも6位に食い込んでいた注目新人バンドAir Trafficのデビュー・アルバム。最初の2曲は、割とクークスとかその辺のポップなUKギターロックなのかなと思っていたら、3曲目から怒涛のピアノバラードが続く。これは、詰まるとこ…

The Draytones 「Keep Loving Me」

My Rate : ★★★★ かつては、ラフトレードに所属し、ストロークスやリバティーンズを発掘した男、サム・エンディコットが立ち上げたレーベル、1965レコーズ。ここから、The View , Ripchordが出てきて、相変わらずいい仕事をしているなぁ、と感心するわけだけ…

Beastie Boys 『The Mix Up』

My Rate : ★★ やんちゃな割りに音楽的素養の厚い人達なので、一回くらいジャムバンド風のインスト・アルバムを作っても、まあそれはありとしよう。(本人達だって、お遊びみたいなものだろうし)しかし、問題なのは、そんな本気度の薄いビースティーをあろう…

Review : Beastie Boys , Draytones , Air Traffic

今日は素直に新譜もの行きます。

Rilo Kiley 「The Moneymaker」

My Rate : ★ もう、悪い冗談としか思えない。デス・キャブ、モデスト・マウス、ブライト・アイズに続き、全米TOP5入りが期待されているライロ・カイリー。プロデューサーには、フィオナ・アップルの最新作を手がけたスタッフを起用し、かなり勝負をかけてき…

Review : Rilo kiley

良く考えてみたら、昨日書いたUKチャートの話、6位のHoosiersと10位のReverend & The Makersが抜けてましたね。そのうち、なんか書くかも。 で、今日は、CDの発売日(店着日)であるわけなんですが、それは後回しにして、一曲だけ。ショック大きすぎたんで。

Jack Penate 「Torn On The Platform」

My Space : ★★★ 一瞬、「ダニエル・パウター系甘口SSW?」と思わせる歌いだしから、突然、クラッシュみたいなレゲエ風の曲調になり、サビはリバティーンズ風ガレージというかなり大胆な展開を持つ曲。大胆でかなりポップ。だけど、ちょっと曲の接合のさせ方…

Kate Nash 「Foundations」

My Rate : ★★★1/2「次のリリー・アレン」、「MYSPACEから再び女性SSWが話題に」と騒がれるKate Nashの初CD作品となるシングル。なんと、いきなり全英2位である。そこまで、注目されていたのか、とちょっと驚いた。 どこが、リリーなのかといえば、楽曲のこと…

Review : Kate Nash , Jack Penate

本当は、今日は更新しないつもりだったけど、UK シングル チャートを見てたら、かなり騒がしいことになっていたので、急遽二つ更新。 主な初登場は以下、 2位 Kate Nash 「Foundations」 4位 The Enemy 「Had Enough」 7位 Jack Penate 「Torn On The Platfo…